連日の夏日。今朝、父が物置から扇風機を出してました。早いよ!でも戦前生まれの人はきびきびしていてさすがだ。
土曜日の朝、平日よりも空いている国道を通りながら、このぼけぼけとしたのどかな感じはどこか懐かしい…と思ったら沖縄の風景に似ていた。土曜日の朝の町のような島。先日、恋人に会いに少しだけ帰りました。ある晩、恋人の父から突然スナック楽喜(ラッキー)にいるから会いに来いと呼び出されて、カウンターで恋人の父と、恋人と、ママ(スナックの)と飲みました。恋人の父とはちゃんと話すのは初めてでしたが、緊張したのとゆるいのと面白いのが一緒くたでさいこうでした。帰ってきてから恋人とテレビ電話を始めたので、恋人にこちらの両親とも画面上で対面してもらいました。60歳の母と70歳の父が、パソコンのディスプレイに映った恋人に向かって挨拶している風景はなんだか近未来っぽかったですが、ほのぼのと心温まる感じでした。よかった。
母がおいしいお菓子を出してくれたので、おいしいねと言ったら「高かったけど、富士山横っ飛びで買ったのよ。」ん?その富士山横っ飛びって何ですか。「清水の舞台から飛び降りるって言うでしょ。あの富士山版。私は母の代から使ってます。」あーそうか、実家語なのか。実家語いいですね。ほっとします。「はしえす(箸s)」(父)曰わく「箸は二本だから複数形のエスが付くんだよ、中学で習っただろう。」…父の冗談は昭和の香りがします。「さきっぽちょ(先っぽーちょ)」(母)ちょが付くことで、より先っぽ感アップ。「よろしく」(父)おいしいものを食べている家族に対して「おっ!母さんよろしく。」という風に使う。よろしく(やってるねえ)の略。標準語だけど、いまだに父以外の人間の口から聞いたことがない言葉のひとつ。普通はおっさんがしもねたにしか使わない気がする。そしてびっくりしたのは「あぶらぎっちょんちょん」は標準語だった。ぐぐったら出てきた。死語みたいだけど、実家ではものすごく生きている。日曜の夜に毎週欠かさず笑点を見るのもさすが実家だと思いました。